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アメリカ精子提供・精子バンク・代理出産・卵子提供

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【精子提供レポ④】採卵サイクル開始

アメリカで精子提供のコーディネートをしているミラクルベビー石原です。シングル女性が精子提供プログラム(体外受精)を受ける様子を何回かに分けて現地レポしています。

前回のレポはこちらからどうぞ

【精子提供レポ①】シングル女性の渡米と初診
【精子提供レポ②】運命♡精子ドナーとの出会い
【精子提供レポ③】薬の購入と契約

採卵サイクル開始の準備

さて、帰国されたクライアントさんは早速次回の採卵渡米の予定を考慮されており、約2か月半後の渡米がご希望です。それまでアメリカ側ではクライアントさんの協力も得ながら準備を進めていきます。

まず初回渡米時に受けた血液検査や膣分泌物の結果が約2週間後に出ました。クライアントさんは「日本で受けられる血液検査があれば少しでも受けておきます!」と準備万端、渡米前に済ませてきたものもありましたので、こちらでは少ない項目ですみました。そして結果も問題なく、ドクターから「採卵サイクルに向けて進める」Goサインが出ました。

運命のドナーの精子はまだ精子バンクへのクライアントさんのアカウントで保管されています。「本当にこの精子ドナーでよいですか?」と最終確認。一度精子バンクを離れてしまうと返却もできません。「はい! この精子ドナーでお願いします!」早速クリニックの方に移送する手続きをしていきます。

受け入れるラボが精子保管同意書をクライアントさんにお送りし、サイン、1年間の保管料金を収めていただきました。その後、精子バンクで発送する日、ラボが受け取る日をアレンジします。

その後は、同意書のサインやクリニックへの支払いについて準備を進めます。通常クレジットカードの限度額など低く抑えている方も多いですよね。クライアントさんは「クレジットカードを複数枚用意しています。それからプリペイドカードも購入しました!いくつかに分けて支払いをしていこうと思います。」と工夫をされておられました。「実は申請していたカードがなかなか届かなくて、渡米に間に合うかと焦りました・・」ということもあったので余裕をもつことも大切ですね。

また、日本在住の方がアメリカで大きな額の支払いをクレジットカードでしようとするとよく通らない(支払いを却下されてしまう)事があります。これはよく起こることなのですが、理由は多くの場合カード会社が犯罪防止のために一度保留することがあるからです。でも、ご本人がカード会社に電話をして「この支払いを承認しています」と伝えれば保留を解除してもらえます。

クレジットカード犯罪防止

採卵サイクル 3種の注射が開始

 

そして待ちにまった採卵サイクルのカレンダーがクリニックから届きました。誘発剤の開始日や薬の量が書かれています。クライアントさんのメールからも緊張が伝わってきます・・・なぜなら、こちらにいらっしゃる前に、日本で5日間3種の注射を、自分で打ってきて頂くことになっているのです。念入りに注射の打ち方をビデオで見ているそうです。

注射も少し慣れてきて、あっという間に渡米の日がやってきました。ロサンゼルス空港へのお迎えの際、お知らせ頂いていたターミナルと違う所から出てこられるということがわかりました。初回渡米の時と違う所なのでクライアントさんが出てきて「おや?」と私を探せないと不安になってしまうと思い、急ぎ足でそのターミナルへ。

ミラクルベビー空港でクライアント待ち

「違うターミナルから出てこられると今わかったので移動してきました!もう着いています。人が少ないので簡単に私を探せると思います」「そうだったんですね。今荷物受け取りました!上がグレーで下が黒を着ています」こういう時ってLINEでちょこちょこ状況をお知らせできるのでお互いに安心ですよね。

検診で卵胞の成長をみていく

到着翌日、誘発6日目(注射を開始して6日目)。クリニックに血液検査とエコーを受けに行きました。

精子提供でSCRCクリニックへ検診に

朝受けた検査の結果をドクターがレビューした後に薬の量や次の検診についてのお知らせが来ます。

「ゆっくりくつろいでいらっしゃいますか?」「久しぶりにのんびりでき、先程まで昼寝をしました。そろそろ夕食(久しぶりのまともな栄養源です! )を買いに行こうと思っていたところです。」

「ドクターが今朝の検査結果をレビューし、今までと同じ薬の量を続けて行って欲しいそうです。次の検診は2日後です。」「早速ありがとうございます。分かりました。同量とのこと、ほっとしました。」

渡米前にはお仕事も私生活もかなりばたばたされていたとのことですが、それから解放されて、旅のお疲れはあるものの気分がリラックスしているのは良いことです。

その後は数日おきに検診へ。検診台に乗るたびに「卵胞がどれくらい大きくなっているのかドキドキします・・・」とクライアントさん。

卵胞達よ 育て育て

滞在中はとにかくストレスなくゆっくり過ごして、栄養をしっかりとって「卵胞よ~育て~育て~」と念じるくらいしかできません。そして数回目の検診だったでしょうか・・・「えっ?前回からあんまり育ってなくない!?」・・・

卵胞の成長が少しゆっくりになってしまったようでした。その日午後、ホテルへご連絡すると「もう少し育っていると思っていたので残念です。”寝る子は育つ”だと思い、ほんの先程まで寝てみました。」

そして2日後の検診。「今日も想像を遥かに越えた育ちの遅さで、私と我が子の元にがっかりでした。」

落ち込み気味のクライアントさん。果たして採卵はできるのだろうか、卵胞の成長が遅いことで滞在はどれだけ長くなってしまうのか、そして仕事への影響・・・。すぐには答えが出ないというジレンマと戦っていましたが意を決して「入っている仕事を他の職員の方にお願いしてみます」と日本の勤務先に連絡をされておられました。

今まで一生懸命働いてきたクライアントさんの姿を皆さん知っているのでしょう。きっと長年に渡って職場での人望がある方なのだと思います。他の職員さんは彼女のお願いを快く受け入れてくださったそうです。

そしてある朝、いつも通りクライアントさんのエコーのお部屋に一緒に入りました。画面に映し出された卵巣を見て思わず「すごい!!」 そこにはおしくらまんじゅう状態になった沢山の大きな卵胞が見えたのです。ゆっくりでも、少しづつでも卵胞達は成長してくれたんです!よく頑張りました!もう・・・そのパンパンになった卵胞達をみて愛おしくなってしまいました。「Very good ~~! 」とエコーをとってくれた技師の方も微笑んでくれました。

その午後、ドクターからは「彼女は採卵に向けて準備ができています。今晩トリガーショット(注射)で採卵はあさってにしますよ」と連絡がありました。やっと採卵日が決定しました!クライアントさんもひとまず安堵ですね。よかったよかった。

精子提供プログラム喜ぶシングル女性


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コロナウイルス感染拡大に基づくミラクルベビーの業務体制

 

米国で治療を受けるという選択肢

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