代理出産体験記その10―契約書の重み

2008年06月05日 | 石原理子の代理出産体験記 |  コメント (0)

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家に帰り早速弁護士の連絡先を探し、電話をしてみた。
この分野専門の弁護士ということだった。




以前私は某弁護士事務所で働いていたが、
そのときには、こういう分野を専門としている弁護士が
いることさえ知らなかった。
レアなのである。
色々とこの業界のことを知った今では
やはりカリフォルニアには他州に比べ
この専門分野の弁護士は多いということが
わかった。
それだけニーズが多いということだ。
シングル、同性愛者、異性愛者どの人たちが
受け入れられやすいのがカリフォルニア州だという。




アシスタントにメッセージを残しておいたら、ラッキーなことにすぐ
電話がかかってきた。
ん、何かうまくいく予感。





「代理出産の契約書を作って欲しいのですが」
「そうしたら、まずリテイナー契約書にサインをして
リテイナーのチェックと一緒に送付して下さい」




リテイナー契約書というのは、代理出産契約書作成に関して
この弁護士を雇いますという、弁護士と依頼者の関係を
記した契約内容で、リテイナーというのは、弁護士費用のこと。
つまりこの場合契約書を作成してもらう費用なのだ。





その二つがあちらに到着してから、初めて弁護士が
契約書作成を開始できる。
メールではすぐに当事者の情報などを書く用紙を送るので
それをうめて返送するようにとのこと。




だんなさんの夕食も後回し。
これを最優先させた。




弁護士費用を払うためにチェック(小切手)
を切っている私。
「高いなあ・・」とつぶやく。
「これってビバリーヒルズの弁護士だから?」
とも思ったが、今更、この分野を専門としている
弁護士を他に探す気持ちの余裕がなかった。
他に聞く人もいなかった。





とりあえず、ドクターが紹介してくれたところだから
経験はあるはずだし、まあいいかという気持ちだった。
それよりも早く進めてくれる弁護士が良かった。




リテイナーが弁護士のところへ届き、1週間後
契約書のドラフトが送られてきた。
ページ数にして約20ページ。
ぎょっぎょっ!こんな多いんだ。
とっさに安易ではないことを察した。

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