代理出産体験記その9ーけち根性

2008年06月04日 | 石原理子の代理出産体験記 |  コメント (0)

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私の場合、卵子が相当頑張ってくれない限り、
一度の体外受精で成功するかどうか・・・。
私は少しでもお金をセーブしようと、
けちってこの安いヨーロッパブランドの
薬を取り寄せることにした。





「ヨーロッパの人はこれで不妊治療してるんだし」
「成功している人もいるんだし」
なんて自分にいいきかせたりなんかして。





今から考えれば、何故かそのときは
薬の安いものを買うということに対して
こわさとかいうものがなかった。
その後は結局薬が足りなくなったので
追加注文を2度もすることになった。





そのたびに大きなお金が飛んでいくので
やはりセーブできたことはうれしかった。





ここで注意書きですが・・・
今はエージェンシーとしては、お客様には
ドクター経由の薬やさんで直接購入をして
頂いていますので、ご安心下さい。(念のため)





そして医療検査も無事終わった頃、ドクターが
「弁護士とは契約書について話をしましたか」
と聞いてきた。
「え?まだですが」
「まだ話していないの?」
「僕は弁護士からのリリースレターがないと
薬始められないんだよ、だからこの前の人に
至急連絡を取りなさい」
「え~、そんな~。もっとあとでいいと思っていました」
勝手にそう思ってただけだ。





リリースレターというのは、弁護士が代理出産について
当事者(依頼者夫婦と代理母夫婦)すべてが
契約に同意してサインをしたことを確認した後、
ドクターあてに出す手紙で投薬を開始しても
よいという許可を出すのだ。






「ドクター、リマインドしてくれたら良かったのに~!」
と思ったが、そんなこといえない。
ドクターはエージェントでないので、そんな一から十まで
お膳立てはしてくれない。
ま、弁護士の情報はくれていたわけなんで
私がタイミングを知らなかっただけ。





もうすぐ薬も届くし、「いよいよだ!」との意気込みも
つかのま一気に逆戻りの気分である。

―続く―

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