ともこの卵子提供物語その3-きっかけ

2008年06月07日 | ともこの卵子ドナー体験記 |  コメント (0)

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hana 1


*卵子提供経験者、ともこのブログコーナーです*


「卵子提供者求む」
その時、この英語で書かれた小さな求人広告に目が留まった。
1996年の夏。


確かに2つ目の仕事をさがしていた。
ただ、昼間の8時間の仕事をおえた後に
働くとなると、5歳の子供と過ごす時間は皆無。



自分で選んだシングルマザーの道なのに、
いざ、アメリカで自立して、子供と二人暮らしを始めると、
現実という冷たい風においやられる。



今月のアパートの家賃どうやって工面しようか…
経済苦
子供との時間
ジレンマ。



「神様、助けてください。」心の中で叫んだ。
自分に都合のいいときだけ祈るんだね、と
「もう一人のわたし」が皮肉る。





ダイニングテーブルの上の新聞
求人広告
なんだろう?”エッグドナー”って? (卵子提供者)
謝礼金ありとかかれている。



好奇心とせっぱ詰まった気持ちが
追い討ちをかけるように、
電話を手にした。



(続く)

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