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アメリカ精子提供・精子バンク・代理出産・卵子提供

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ともこの卵子提供物語その4-ど緊張の電話

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*卵子提供経験者、ともこのブログコーナーです*

「ハロー」
電話口の相手は女性だった。
「あの~、R紙の求人広告をみたものなんですが。
卵子提供に興味をもって…」
会話は、こんな感じで始まった。

そのアメリカ人の女性はSさんと名乗った。
卵子提供のエージェントをしていて、
アジア人の卵子を提供してくれるドナ-を探しているという。
他の人種と比べると、やはりアジア人のドナーは少ない。

「卵子提供とは、どういうことをするのでしょうか?」と聞いてみた。
すると、彼女はいきなり早口で
ダダダダダーと話し出した。
(だっ、だめだ。彼女の英語がまったくわからない。)

英語といっても、会話に使う英語と専門用語、とくに
医療用語は次元が違うことにあらためて納得し自己嫌悪。
彼女の説明が「リズム感のある音」にしか聞こえない。
日本語だったらわかるのに… ショック。

「すみません。資料おくっていただけますか?」
区切りのいいところで、思い切って切り出した。
「わかったわ。」と彼女はあっさりと言った。

当時は、インターネットも普及していなく、
わたしは、卵子提供の情報を簡単に調べるすべさえ知らなかった。
とにかく、資料を読んでみよう、そう思い電話をきった。
あ~緊張。

日本で普通のOLをへて、
「脱OL」という当時のはやり言葉に誘われるかのように、
一人渡米したわたし。大人になってから習った、
ネイティブの英語の発音についていけなく、
どうしても、「ニホンゴ英語」になってしまう。

数日後、大きな封筒が送られてきた。
Sさんからのものだ。
封筒をあけて、卵子提供の資料とともに添付されていた、
Sさんのプロフィールを見ておもわず目を疑った。

(続く)