ともこの卵子提供物語その28-あらたな出会い
*卵子提供経験者、ともこのブログコーナーです。*卵子提供エージェントのSさんから電話。数ヶ月ぶりの声。「久しぶりね。お元気。息子さんも元気?」「はい、おかげさまで。」前回の採卵は妊娠にいたらなかったので、卵子提供者の私としては、もうSさんからの連絡はないものと確信していた。「実は、テキサス州に住んでいる夫婦があなたをドナーとしてお願いしたいといっているんだけれど、どうかしら?」とSさんは切り出した…
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自分自身も不妊で悩み、アメリカで代理出産という道を選択、女児を授かりました。
*卵子提供経験者、ともこのブログコーナーです。*卵子提供エージェントのSさんから電話。数ヶ月ぶりの声。「久しぶりね。お元気。息子さんも元気?」「はい、おかげさまで。」前回の採卵は妊娠にいたらなかったので、卵子提供者の私としては、もうSさんからの連絡はないものと確信していた。「実は、テキサス州に住んでいる夫婦があなたをドナーとしてお願いしたいといっているんだけれど、どうかしら?」とSさんは切り出した…
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近年、子供を生む女性の年齢層が30代~40代と高くなってきている。ここ米国も例外ではないようで、そうした中、自分の卵子を冷凍保存する女性が増えてきている。この卵子冷凍保存は、医学上、不妊治療のひとつとして行われてきた。でも、最近では、子供を産む時期を遅らせたいという健康な女性のオプションにもなってきたようだ。35歳から40歳のあいたでの自然出産率はどんどん低くなっていく。年齢とともに卵子そのものの…
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*卵子提供経験者、ともこのブログコーナーです。*初めての卵子提供。依頼者のJさんは、わたしの卵子移植後、妊娠にいたらなかった。依頼者夫婦のことが頭から離れない。面接したとき、今までの想いを打ち明けてもらったこと。涙ながらに感謝してもらい、きれいな花束をもらったこと…はじめは、もちろん「謝礼金」に惹かれて受け入れた話。だが、今は違う。依頼者夫婦のことが一番で、謝礼金のことは二の次となる。こんなに苦労…
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卵子提供を受けたご夫婦の赤ちゃんが先週生まれた。忘れもしない、私のオフィスを訪ねられた時のご主人のことば。ご主人は再婚であり、もう大きなお子さんが前妻との間にある。私は彼に「なぜまた子供が欲しいと思うのか」聞いた。「それは、子供を産んで育てるというのはものすごい価値があると思うので、その素晴らしさを彼女に味わって欲しい。自分はもう子育てを終え、充分味わってきたけれど彼女はまだなんです」周りには一度…
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*卵子提供経験者、ともこのブログコーナーです。*採卵を終えた後日、エージェントのSさんから連絡が入った。「気分はどう?痛みはない?」わたしの卵子を提供した依頼者夫婦に、受精卵が無事移植されたと言う。そしてしばらくたったころ、Sさんからまた電話が入った。「あの~、本当に残念なんだけれど、妊娠無理だったわ。」がく~。なんて返事をしていいのかわからない。Sさんは、わたしの卵子には、問題はないと思うと言っ…
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