ロサンゼルスに来た16年前、こちらの書店にならぶ
日本の本の値段の高さにびっくりした。
日本に帰った時にまとめて買ってきたりしていた。
が、ここ数年はのきなみ日本の中古本が安く売る書店が増え
うれしい限りである。
いくらインターネットで情報が得られるといっても本というのは
それはそれでいいものだ。
数ヶ月前の日本語版ニューズウイークをまとめて何冊か買ってきた。
「医療観光」というタイトルの号にインドの医療のことがのっていた。
インドの代理母については数年前にニュースになった時に
「インドでは代理母が見つかりやすい」といっていた。
「Babies for Sale」
というサブタイトルが嫌いだったが、
まあ読んでみた。
1.低いコスト
2.優れたサービス
3.体外受精用の卵子、代理母の見つかりやすさ
がインドを目指す不妊カップルが増えている理由だそう。
またインドの体外受精について。
外国人向けの体外受精治療件数が増加しているらしい。
外国人患者の大半はアメリカ人とイギリス人だという。
気になるお値段は45万円未満。
驚いたのが・・・
規制が緩く、1回につき最高6個の受精卵を子宮内に戻せるらしい。
妊娠率もこれなら上がるはずだ。
最近は、代理母の需要が急増し引き受ける女性の数が
追いつかないとある。
報酬として約55万から95万円が支払われるそうだ。
この額だけでみるとアメリカでは3-4倍かかる。
またまた、人種が多様なインドでアジア系の患者でも
自分と容姿が似た子供が生まれるように卵子提供者も選べるとか。
子宮全摘出手術なんかはアメリカで20000-22000ドルが
インドでは3000-4000ドルでインドでできるとある。
不妊治療ツアーは4億5000万ドル超の利益をインドにもたらしている
らしい。
国民の8割がヒンドゥー教であり、その世界では
女性は子供を産むことを奨励されていると聞いたことがある。
インドの女性は子供ができなくて悩んでいる人に対しては
同情する気持ちがとても強いのだそうだ。
それと、代理母になることによりその報酬が大きく生計を
助けているらしいことも言われている。年収の何倍もの
額に値するそうだ。
医療設備・技術や看護婦さんのレベル、法的契約書などが
きちんとあるのかがが気になるところである。
そのうちここアメリカではインドで代理出産をした人の話を
身近に聞ける日が来るのだろう。