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代理出産体験記その21-受精できなかった2つ

次の日、ドクターから電話。
「6個の卵子のうち受精は4個しました。」
2個は受精できなかった。
ちょっとがっくりだった。

精子は見た目の状態はよかったようだが
やはり私の卵子が問題だったのだろうか。
なんたって、39歳の卵子だから
限界があるのだろうか?

いやいや、前向きにならないといけない・・・。
すぐ主人に電話したが電話に出ない。

なぜ全部が受精できないのか、頭の中が
ぐるぐるかけめぐっていた。
が、しかし明日は代理母が到着するのだ。
気持ちきりかえなくっちゃ。

どんな反応をしめすか、私の電話を待っているだろう。
「今回は4個受精できたってよ。
これが明日までもってくれるのかね?」

「ま、大丈夫でしょ」

「でもさ、明日までに受精卵全部死んじゃったら
ここに来る意味ないよね?」

「それはないでしょ。
ま、そのときは1週間会社も休みとったことだし
充分休んで帰らせてもらうよ」

そんなのんきなこといっちゃって。
全部受精卵なくなっちゃったら、思いっきり落ち込んでいる
くらーいムードの家になんかいたくないよ、きっと。

ウルトラサウンドで卵胞が前回よりたくさん見えたときには
かなりエキサイトした私であったが
すこしでもうまくいかないことがあると
やはり不安になってしまう。

4つすべてが生きていてくれますように・・・。