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ともこの卵子提供物語その31-南アフリカ出身の医師

*卵子提供経験者、ともこのブログコーナーです。*

2度目の卵子提供。
初回の提供が終わったらすぐにまた話がきた。

血液検査や、内診の手順は
前回とほとんど変わりはないのだが、
担当のドクターが変わった。

今回は南アフリカ出身の医師。
といっても、見た目はアフリカ人というより、
普通の白人で、多少アクセントはあるが、
英語はペラペラ。

正直にいって、前回の医師より
もうちょっと親しみを感じる。
どちらかというと、緊張感を
和らげてくれるタイプなのだ。

医学的な治療といっても、
いろいろな相性がある。
それは、医師との意思の疎通であったり、、
病院の雰囲気であったり、
病院関係者との対応であったり、
そういう人間的な関係をふくめると、
機械的な治療だけではない。

人間関係がどちらかというと不器用なわたしは、
この「安心感」が
心の支えとなった。

特に、英語もぎこちなくて、
アメリカ社会に「足だけ浸かっていた」
中途半端な存在のわたしには、
この卵子提供は全ての点において、
チャレンジである。

2度目ということもあって、
手順には慣れてきた。
でも、プレッシャーは
前回より大きい。

国境をこえ、アメリカという国で
生活しているという立場では、
この南アフリカ出身の医師も
日本人の私も同等。

接点をみつけると、なぜか、気持ちが楽になる。

そして、二度目の採卵日がせまってきた。
(つづく)