ともこの卵子提供物語その19-通院

2010年02月10日 | ともこの卵子ドナー体験記 |  コメント (0)

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*卵子提供経験者、ともこのブログコーナーです。*




決められた分量のホルモン療法薬を毎日自宅で打っていって
2週間目にはいった。
朝一番に予約をとる。





クリニックでは、血液検査。
それから個室に入り、ウルトラサウンド。
医師の目がウルトラサウンドのモニターを追い、
卵巣、子宮の状態をチェック。
卵巣が2つあって
それぞれに卵胞が黒くかげになってみえている。





「体の変化もないですか?」
ときかれたが、副作用もないようだ。





この不妊治療クリニックでは、
卵子提供者と不妊治療に通うカップルの
相談を受けるIVFコーディネーターが専属にいた。





彼女は毎回、投薬の指示、
通院のスケジュールの確認をしてくれた。
それから、依頼者夫婦とのタイミングを合わせる調整も行う。






「赤ちゃんをつくるってことは、こんなに大変なことなんだ…」






わたし自身は、24歳のとき
独身で妊娠し、それから結婚に至った。
妊娠がわかったとき、相手の男性から
「中絶してくれ」といわれ、
一時はそれも考え悩んだ。






突然の妊娠。
こころの余裕すらなかった。
だから「不妊」を考える機会は、
自分自身が「卵子提供者」になるまではなかった。





妊娠して悩む…
妊娠できなくて悩む…





いろんな人がいて、
いろんな状況があり、
それぞれの立場になって
物事を考えることは、
たやすいことではない。





あらたに「不妊」について
考えさせられた。
私のこの毎日の小さな行為で、あのときにあった
ご夫婦の夢をかなえられるのだろうか。

(つづく)

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