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アメリカ精子提供・精子バンク・代理出産・卵子提供

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ともこの卵子提供物語その16-初診

*卵子提供経験者、ともこのブログコーナーです。*

アメリカの一般的な医院やクリニックは、
患者専用の個室がある。
これも、プライバシーの保護という意味だろうか。

以前、日本の病院の産婦人科に行ったとき、
カーテンのしきり一枚だけで、
隣の人に、会話が全て聞こえそうで、
ちょっとうろたえしまった。

この患者専用の個室に通された後、
下半身のみ服を脱ぎ、白い布でカバーして
待っていてくださいとの指示だった。

初めての診察。

わたしは、不妊治療を受ける患者としてではなく、
卵子提供のドナー候補者として、
この診察台に座っている。

緊張。

診察台のすぐ横には、
最新のウルトラサウンド (超音波検査機)が
置いてあった。

すると、ドアが叩かれる。
「入ってもよいですか?」

「あ、はっ、はい。どうぞ。」
ドクターが入ってきた。

「ハーイ 」と気さくなあいさつ。

(あ~、優しそうな先生でよかった。)

自己紹介のあと、健康状態や病歴などの質問を受けた。
そして、内診。
ウルトラサウンドで子宮の状態も診る。
問題はなさそうだ。

膣の分泌物も取られ検査に回すといっていた。
先日の血液検査も数値は正常だったし、
この医療検査で問題がなければ、
次のステップらしい。

「さあ服をきて待合室で待っていてください。」
ドクターと看護士が部屋をでていった。
(つづく)