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ともこの卵子提供物語その8-日本人卵子提供者

Tree 1

*卵子提供経験者、ともこのブログコーナーです*

わたしが、自分の卵子を提供する
決意をするまえに、
エージェントのSさんから
ある日本人女性を紹介された。

彼女は、もうすでに、卵子提供者として
登録をし、心理検査、医学検査、契約も済ませ、
採卵日も近いという話だ。

「もしもし、あの~、エージェントのSさんから
紹介されたものですが、
実は、私自身も卵子提供をしようかどうか
迷ってまして、ぜひとも、おはなしを
聞かせてもらいたいのですが…」

電話にでたその日本人女性は
わたしの突然の電話にも躊躇せず
快く受け入れてくれた。

彼女とは、まず、同等の立場で話を聞くことができる。
日本語で話ができる強みもある。
そのせいか、彼女の言葉のひとつ、ひとつが
素直に耳にはいってきた。

今までは、エージェントSさんの話を
すべて英語で聞いていたため、
なんとなく中途半場に理解していたことも
多かったのではないだろうか。

電話口の彼女に好感をもったわたしは、
いちど彼女にあってみたくなった。

「あの、いつか時間があいていたら
実際にあって話しをきいてもいいですか?」

「いいですよ。今度の土曜日だったら
あいていますけど。」 と彼女はさらっと言った。

そして、その週末に彼女と実際会う約束をした。

(続く)