凍結受精卵の寄付-その3

2008年11月03日 | 不妊 |  コメント (0)

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さて、セミナー会場では、子供への告知に関して
多くの質問が飛び交っていました。






アメリカでは養子を受け入れた夫婦が、他人や子供に
養子だということをオープンにしている光景が一般的でもあるので
自分と親に血のつながりがないという点については
少しは抵抗があるが、そんなに大きな問題としては
取り上げられないのではないかと
勝手に想像していました。






が、今日の参加者のカップルはみな、この点について
「みんな、どうしているのか」
「いつ子供に言うのか」
「言わないでもいいものか」
と心配されており、サイコロジストがそれについて
回答をしていました。






まず子供に言わないでおきたいという方は
絶対に周りの家族、友人などにも一切ふせておくこと。
他の人から漏れた時の子供の心情を考えよ。





しかしながら現在では簡単に血液型などから
自分が親とは血がつながっていないことが
わかることもあるので、その点は心得ておくこと。
わかったときにどのように対処するのかを
考える。






また子供に言わないでおけば、万が一ということで
将来血のつながった子供同士が結婚し、
子供を授かることも想定しなければ
ならない。きちんと親が血のつながった子の情報も
もっていることが必要である。






また、子供のドクターには血のつながりがある親の
医療情報をわたしているので、その点で子供が内容を
不審に思う。





などなど、
言わないことで、特別に気をつけていければならない点は
結構あります。






子供は自分のルーツを知る権利はあるので
それを伝えることは悪いことではない。
でもそれは時期や言い方を考えなければならない。






これらの点は、受精卵の寄付を受ける前には
夫婦はサイコロジスとのカウンセリングを受け
話合うことが必要となります。

*続く*

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