精子提供 (AID) と精子バンク 日本とアメリカの違い

2018年05月20日 | 精子提供 AID 精子バンク |  コメント (0)

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こんにちは。ミラクルベビーの石原です。
今日は日本とアメリカの精子提供(AID) についての違いをお話したいと
思います。


1. 日本に正式な精子バンクはあるの? どこで精子提供(AID) を受けるの? 
2. 日本で精子提供(AID)に協力しているドナーはどんな人? 
3. 日本の精子提供-気になる点 
4. 独身女性、性同一障害(FtM) 、レズビアンカップルは精子提供を受けられるの?
5. 怪しい”個人の精子提供”の存在に注意 !
6. アメリカの精子バンク


1.日本に正式な精子バンクはあるの? どこで精子提供(AID)を受けるの?

日本には公的に認められているライセンスを持った精子バンクはありません。
そのため方法としては、医療機関で精子提供を受け、人工授精(非配偶者間人工授精=AIDといいます) を行います。
婚姻関係にあるご夫婦であれば精子提供(AID) は受けることが出来ますが、ごく一部の機関でしか行われていません。

2.日本で精子提供(AID)に協力しているドナーはどんな人?

医療機関で提供される精子はどういったドナーなのか、気になるところですね。知らされるドナーの情報は、日本産科婦人科学会の規定で「血液型」のみです。(夫と同一の血液ABO型、Rh型のドナーが選ばれます)


以下、精子ドナーの条件です。
o 年齢20-27歳
o 未婚
o 身長・体重ともに適正範囲内
o 性病や感染症の既往が無いこと
o 医学部学生
o タバコを吸わない方
o 違法薬物の経験がないこと
o 輸血を伴う手術を過去に受けていないこと
o 精神・心理面におきカウンセリングを受けていること
o 性感染症の検査にパスしていること
o 精液検査で一定の基準を満たしていること
o 癌遺伝子(一部)の異常性を検査していること

3.日本の精子提供(AID)-気になる点

必要な医療検査は受けているものの、精子ドナーについては、血液型以外何も知ることができないことは、精子提供(AID)を受ける側には抵抗がある方も多いのではないでしょうか。

いくつかの気になる点を挙げますね。


家族の体質、病気は遺伝することもあります。


例として、そのドナー本人が現在太っていなくても、例えば両親や祖父母といった家系に肥満が多かったら肥満体質になる可能性が大きいかなと思います。そういった情報は教えてもらえないのです。


精子ドナーの家族がどういう病気を持っているかの情報は、子どもの将来のためにも知っておくことはとても大事だと思います。


例えば、子どもが病院にかかり問診票に「家族にOOOの病気を持っている人はいますか」と聞かれている場合、それは血の繋がりのある人の情報が必要とされているわけで、精子ドナーと家族の病歴を知っていないと書けませんよね。
そういった情報も得られません。


精子ドナーとその家族の医療暦がドナーとして却下されるような大きなものでなかったとしても「知っておきたい」情報はあります。


また、すぐには精子提供(AID) が受けられないのが現状だそうです。ご主人が無精子症のため、精子提供を受けるのならここに行って、と別の医療機関を紹介されたものの、初診の予約を入れるのにもう1年以上も待っているという方がいらっしゃいました。


この待ちの時間、異常ですよね。それも初診に。。。


少数の医療機関に患者さんが殺到してしまうので無理もないのでしょう。おまけに実際の精子ドナーは不足しているそうで、いつになることやらです。

これはどうにかして欲しい点ですね。何故かというと、待っている間に卵子の質がどんどん落ちていってしまう!!
からです。
授かるものも授からないという危機がある。


精子ドナーを使うのだったらせめて卵子は奥様のものを使いたいと多くの人は願うでしょう。


本当に待っている時間が勿体ないです。


4.独身女性、性同一障害(FtM)、レズビアンカップルは精子提供(AID)を受けられるの? 

残念ながら現時点では、日本では精子提供(AID) を受けられない状況です。でもアメリカで精子バンクで精子を購入しアメリカの医療機関で人工授精、体外受精を受けることは可能です。



5. 怪しい“個人の精子提供”の存在に注意 !!


「精子提供」と検索すると、個人で無償で精子提供をするというサイトが多く出てきます。40以上はあるそうです。


もっともらしい公的機関のような名前で精子提供サイトを運営している男性も居ますが、みな匿名で身元は明かされていません。


これらの男性はどのような目的で精子提供をしているのかは不明ですが、一番びっくりしたことは・・・


・駅の構内の公衆トイレで採精して精子を渡します。コインロッカーでのお渡しも可。


とか、


・性感染症の結果をお互いに交換した上で、タイミング方(実際の性行為)で提供します。


など目を疑ってしまうようなことが堂々と書かれています。



精子をこういった男性から入手している女性が現にいるのでしょうか。
子どもが欲しくてたまらないから?
手っ取り早いから?
どのような理由からなのでしょうか。


「抵抗感はある」人がほとんどといいます。でも
「そうでもしないと子どもが持てない」年齢的な焦りと現実がそこにあるのでしょう。



そしてなんといっても、このような精子提供の受け方には大きなリスクがあります。


リスクその1:性感染症の結果・・・これを提供者から見せてもらってもその精子ドナー本人のものか証明することは難しい。その結果に陰性と書かれていてもフレッシュ精子を使うことで、もしエイズウィルスに感染していても陽性と出ない時期の精子を使う可能性がありとても危険。子どもへの感染のリスクもあり。



リスクその2:自分でそのような精子を注射器で体内に注入・・・子宮内膜炎、卵管炎、腹膜炎を起こすリスクがあり。



危険なことなので、精子を個人的に提供するという人からは絶対に精子提供を受けないで欲しいです。


6. アメリカの精子バンク

さて、なぜここでアメリカの精子バンクの説明をするかといいますと、
その理由は、日本の精子提供(AID)と比べいくつかメリットがあるからなのです!


アメリカ精子バンクでの精子購入のメリットとして

・購入には待ち時間はありません。

・シングル女性、性同一障害(FtM) 、レズビアンカップルの方も利用でき、人工授精や体外受精が可能です。

・精子ドナーの情報をもっと見ることが可能です。
血液型はもちろんのこと、身長、体重、趣味や得意なこと、顔の写真、本人や家族の病歴・体型、髪質、学歴(学位)、
性格判断、本人の書いたエッセー、声が聴けるなど。(ドナーにより無い項目もあり)

・精子バンクに登録されているドナー精子は厳しい審査や検査を経てきている精子です。
(性感染症はもちろんのこと、遺伝カウンセラーが精子バンクには居て、家族の病歴や人種からの判断で遺伝子病の検査を受けている)

・出産に至った場合、精子バンクに伝えておくと医療的な重要事項が将来ドナーに発生した場合、依頼者さんに知らせてくれるというシステムもあります。

・オプションですが同じ精子ドナーから提供を受けた人達の横のつながりも持てます。Sibling Registry(シブリング・レジストリー)という兄弟姉妹登録を利用することで将来何かしらの横のつながりを持ちたいと思う時が来るかもしれないですね。


一言で精子提供(AID) と言っても、日本とは全くタイプの違う精子提供だということがお分かりでしょうか。

そして、ミラクルベビーでは日本語でのご説明はもちろんのこと、アメリカの精子バンクでの精子購入から精子移送のお手伝い、皆様が安心して医療行為が受けられますように最後まで寄り添ってサポートいたします。

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