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代理出産体験記その14-元気のない卵巣

私の卵巣をみていたDr.が
「あんまり反応していないみたいだね」

「どういうことですか?」

「薬があまり効いていないのか、卵胞の数が思ったほど
ないのだよ」
がっかりというより、この先に増えてくるんだろうなんて
楽観的になろうとしていた。

薬の量を増やしあともう少し様子をみてみることになった。

そして2回目のウルトラサウンド。
そこで悲しい事実をたたきつけられる。
私の卵胞はたったの3個しかなかった。

Dr.は「あなたの年齢だったら7-8個は最低欲しいな」
という。

「採卵までいったとしても受精卵を移植するまでに
数が減るので、1個できるかできないかになってしまうかも
しれないよ。次のステップにいくのにもお金がかるしね。
今回は断念して次のチャンスにかけてもいいんだよ。」

断念って。
そんな簡単に・・・・
するんですか・・・・・・・・・・・・!

愕然とした。
子宮以外はすべて正常と思っていたのに。

通常3個だとキャンセルする人が多いとのこと。
もちろん私がどうしてもというのだったら、
してくれるのだが、Dr.としては
成功率とお金を考えてみた上で
次回にかけてみたらどうかというのだった。

その次回というのは来月ではないことを
後に知らされて、またががーんときた。
3ヶ月はあけなさいということだった。
卵巣を少し休めることが必要だった。

ますますの遅れ。
あせっている。
次回にまた卵巣が元気がなくて
卵子ができなかったら、
私達の体外受精も成功しないのだ。

私達の子供を持つ夢は注射を開始して早2週間目で
はかなく消え去りそうだった。

<続く>