先日、来月遠くにお引越しをしてしまうというAさんと
最後(涙…)のランチをしました~。
彼女は数年前にうち、ミラクルベビーを通じて、卵子提供を受け
お子さんを授かり、今まで仲良く交流させていただいていたお客様の
ひとり。
こちらで産んだので、病院にまでベビーに会いにいったけね….
二人でそんな思い出話でもりあがり。
思い起こせば、彼女は2008年に日本で放映された
私のドキュメンタリーのテレビ番組をみててくれて、
卵子提供をお願いするならこの人!って決めててくれたって
聞いてとってもうれしかった・・・。
最初にあったとき、
「私はここに引っ越してきたばかりなんですが
まだお友達も知り合いもいないので、
親しい人ができる前に、ささっと卵子提供受けて
妊娠しちゃいたいんですよね。」
っていっていたっけね。
「ほら、プライベートを話す友達ができると
病院へいったりするのも、理由きかれたり
説明も面倒になるじゃないですか。
だから、私は「やるなら誰も知らない今!」って思ってるんですよ。」
って。
それで、彼女さっさと行動起こして
1個を移植、1回で妊娠した。
自分の思い通りになって
すごいラッキーだよって
毎回会うたびに言ってたね。
生まれて2日目に病院に会いにいったとき。
「やっとお母さんになれたね」っていったら
「りこさん、私もう逃げられないって思ったの。
こどもがこうやってこの世界に出てきて
急に現実になって。
もう後戻りはできないんだなあって。
この子の顔をみて、「本当にこの世に生まれてきて
よかったの?」って考えると・・・」
まだふにゃふにゃの赤ちゃんを目の前に
そんな気持ちになっていた
彼女のことを思って、胸がいたくなった。
わーわー二人で泣いてしまったっけ。
それから数年がたち、家族の絆を着々と育てていっている彼女たち。
卵子提供ひとつでも、家族の形に色々あるよ。
こうやって卒業生のその後を見守っていくのもまた
うれしい。
新しい土地にいっても頑張ってね。