#着床前スクリーニング #PGS #PGT-A #着床前診断 #不妊治療 #流産
こんにちは! アメリカで体外受精のコーディネートをしているミラクルベビー石原です。世界40カ国以上で実施されている着床前スクリーニング(PGS, PGT-A)。日本では2018年12月時点で産科婦人科学会は、臨床研究を今後も続けるという意向を発表しています。染色体異常をもっている受精卵を除くという行為が「命の選別」だと言われていますが、出生前診断、羊水検査が認められていて、実際異常が見つかった場合には妊娠を終了させる人がいる。これも「命の選別」なのではないのかと思います。何か矛盾していますね。
先日の訪日の際に、不妊治療の医療従事者が「日本産科婦人科学会は患者に訴えられるよ!」と言っていて、半分ジョーク混じりだったと思うのだけど、実際そう言ってもいい程のダメージを多くの女性に与えていると思います。身体ダメージはもちろんの事、その人達を精神的に追い込んでいる。それも何年にも渡り。
世界40カ国で認められていることが、どうして日本ではこんなにハードルが高いのでしょうね。こんなに長い間研究され審議され、そこまで慎重にならなければならない理由とは? 認めたくない何かが隠されているような気さえしてきます。その上もし「流産X回しないと受けられない」って条件つけられたら、患者さんは更に待つことになり・・・そのうち卵子が枯渇しちゃいます。
日本で着床前スクリーニングが認められ患者さんが受けることになれば、一人の患者さんにかかる治療年数が今までの何分の一にもなります。患者さん一人当たりの単価が減り不妊治療クリニックとしては痛手です。不妊治療業界に大異変が起きることは間違いありません。着床前スクリーニングを受けるための条件として、もし流産の回数を設定されるのであればこの辺のバランスを取るという背景もあるのかなあと思います。
また着床前スクリーニングが解禁となった場合、患者のカウンセリングをする遺伝カウンセラーや遺伝医療の専門家が十分に対応できるだけ数がいるのでしょうか。ここでも長い待ち時間が発生しそうです。
日本で着床前スクリーニングが認められるのを待っていられないと、アメリカにきて着床前スクリーニングを受ける方も増えています。今検査を受ければ正常卵も見つかり授かる可能性がある人でも、日本で数年後(?)に認められたとしてもその時には卵子の質が低下していて手遅れになるという状況は目に見えています。アメリカでは検査を受けるのに待ち時間もありませんし、日本に検査済みの正常受精卵を送り日本で移植をする方もおられます。
2019年は「結果」を出しましょう! 先が見えない治療、「原因不明」の治療から抜け出しましょう。人生長い目でみれば、アメリカでの着床前スクリーニングにお金をかけることは価値があるものだと思いますし、受精卵が健康、患者さんの身も心も健康で妊娠・出産を早い時期に目指せる事が一番のメリットです。
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