こんにちは。ロサンゼルスで不妊治療のコーディネートをしているミラクルベビー石原です。アメリカの研究で、高齢の父親から生まれる子どもは健康のリスクが高くなるという結果が発表されました。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181102-00000009-jij_afp-int
高齢父親 子ども出生時リスク
これは、アメリカスタンフォード大学の研究チームが出生データ4050万件以上を調査し、
- 父親が45歳以上だと、子どもが低体重で生まれる、集中治療室での処置が必要になったりけいれんを起こす確率が増える。
- また55歳以上の男性の子どもを妊娠している女性は、妊娠性糖尿病の発症リスクが上昇し、早産の可能性が高くなる。
- 原因のひとつとして考えられるのが、男性が高齢になると生殖細胞が変化するからだ。
という結果が出ています。
高齢父親 子どもの精神疾患リスク
また、高年齢の父親は子どもの精神疾患リスクを高めるという記事です。https://www.cnn.co.jp/fringe/35044616.html精子の遺伝子変異が精神医学と関連していると言っています。
父親45歳のときに作った子どもと、20~24歳の父親が作った子どもの比較で
- 自閉症スペクトラム障害を患うリスクが、前者が後者の3倍!
- ADHD(注意欠陥・多動性障害)を患うリスクが、前者が後者の13倍!
- 双極性障害を患うリスクが、前者が後者の24倍!
にもなります。
高齢父親 息子がギーク傾向?
また他にも、健康リスクではないのですが「父親が高齢だと息子がギーク傾向が強くなる」というアメリカの研究結果があるという記事を見つけました。https://www.cnn.co.jp/fringe/35103382-2.html
「ギーク」とは英語の俗語で一風変わり者、流行に疎い、社会性にかける人という少しマイナスなイメージはあるものの、一方で特定の分野での知識がずば抜けて豊富な人というプラスのイメージもある言葉です。
- 男の子のギーク指数は、その子が出来たときの父親の年齢が35歳を過ぎると高くなり始める。
- ギークの傾向として、以下の2つの場合が考えられる。
- 高齢の父親は若くして子どもを持つ男性と比べて、学問仕事に没頭した時間が長く、社交が不得意だったという父親自身がギーク気味だったということも多い。それが子に受け継がれる。
- 高年齢の精子の突然変異で、子にギークの傾向が現れる。
女の子のギーク指数と父親高齢とは関連性に目立ったものはなかったということです。
女性の高齢妊娠、高齢出産のリスクばかり注目され、女性は早くからの妊活をと動く方も多くなってきましたが、男性にも奥様と一緒に妊活を共有して、子どもを早い時期に持つことに協力をして欲しいと思います。