最近、歌手のセリーヌ・ディオンが41歳で双子を妊娠したというニュースが流れましたね。年齢も40を超えた美しいセレブだけが、なぜ妊娠できるのかと疑問をもちませんか?
例えば、40歳以上で妊娠した女優には、ハル・ベリー、サルマ・ハエック、ブルック・シールズなどの女優がいます。
でもこれらの例は、若い女性に誤解を招くことになりかねません。
米国の不妊学会によると、不妊治療をうける5分の1の女性が40歳以上で、そのうちの3分の2の女性は自分の力では妊娠できないというのです。また、40歳で体外受精を受ける女性のうち、自分の卵子で妊娠できる確率は23%で、もし妊娠したとしても、実際に出産までこぎつける率は16%の割合だというのです。
もちろん、42歳で自然妊娠する女性は世の中にいます。でも、この確率は残念ながら少なく、長い間不妊で悩み、苦しんできた人たちも多いのも事実でないでしょうか?
44歳になると、自分の卵子で妊娠する確率は1%以下だといいます。
ということは、このセリーヌ・ディオンの妊娠のニュースを私達はどう受け止めればよいのでしょうか。
特にキャリアを目指している若い女性に、「子供は何歳になってもつくれる」というイメージが事実との差において、誤解を招く可能性があるからです。
自分の理想とする結婚相手と出会うまでに時間がかかり婚期がおくれる。
仕事を優先し婚期がおくれる。
などなど、これからの女性にとって大きな課題となりそうです。
ちなみに、セリーヌ・ディオンが今身ごもっている2番目の子供は、彼女が「8年前に凍結した卵子」を使ったということです。41歳の彼女の卵子ではないということもお忘れなく。
参考:www.huffingtonpost.com/jill-brooke/celine-dions-pregnancy-ne_b_268695.html