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余った凍結受精卵の行方

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アメリカ国内だけでも、400,000以上の凍結受精卵が、
不妊クリニックで管理されているそうだ。
その数はつねに増加状態にある。

デューク大学が9つの不妊クリニックを対象に、
不妊治療を受けた1,000以上の
カップルにアンケートをとった。

内容は不妊治療を受けて、
自分たちの子供たちが生まれたあと、
残った凍結受精卵をどうしたいか。

現在ある凍結受精卵の選択方法としては、

1.毎年、保管料金を支払い保存してもらう。
2.処理(破棄)してもらう。
3.他の不妊カップルへ寄付する。
4.科学研究のために寄付する。

一番人気のある選択は、
研究のために寄付する、だが
残念ながらこの選択はあまり普及されていない。

アンケートに答えた、半分以上のカップルは、
自分たちの凍結受精卵を、他のカップルへ
寄付することへは躊躇している。

なぜなら、自分たちの遺伝を引き継いだ子供が、
見ず知らずの人に育てられるという考えや、
もし、自分たちの子供たちが知らないうちに、どこかで
自分たちの知らない兄弟にでくわすかもしれない、
という考えを好ましく思っていないからだ。

あるカップルが提案した内容は、
自分たちの凍結受精卵を処理(破棄)するときに
お祈りをしたり、小さなお葬式をする。

または、もし女性が確実に妊娠しないことがわかっていれば
その凍結卵を女性の体へ戻し(移植)し
自然に処理される(亡くなる)のを見守る
というのがあった。

(conceive 2009年7月/8月号より)

みなさんだったらどの選択をしますか?
私も自分の体外受精のときにはもう年齢もいっていたので
受精卵は3個、凍結もできず、だったので
このような選択は実際には起こりませんでした。
ただ、事前に選択をしておかなければならないので
やはり、無難な「研究にまわす」ように
選択をしていました。

凍結受精卵も立派なひとつひとつの命・・・
どなたかの助けになれば・・・と思います。