内田ゆき先生というカイロプラクテイック・鍼漢方クリニックをアメリカ、カリフォルニア州で開業されている方がいらっしゃいます。先日、その先生の鍼による不妊治療についての記事(Hapi-Hapiより)を見つけましたのでここにご紹介します。
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鍼はおなかと四肢に、そして背中をマッサージします。鍼治療による不妊治療の目的は妊娠しやすくなる畑(体)作りです。女性に不妊の原因がある場合、共通しているのは冷え性であること、そして体の筋肉自体が硬いということです。
理想的な治療は週一度、3ヶ月ほど続けること。
過去に不妊治療にいらした患者さんのうち半数以上が妊娠することができました。
そして鍼の不妊治療で成功した場合は人工・体外受精に比べて費用面でも負担が軽くなります。
子供ができないと考え込み悩んでいるよりも行動に移した方が前進できます。
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内田先生は、不妊治療と鍼治療をコンビネーションで受けられると、良い結果を導きやすいと言っておられます。そもそも鍼治療(東洋医学)は婦人病に威力を発揮する分野で、生理不順や痛み(腹痛や頭痛)を軽減させることができ、最近は、IUI, IVFなどの不妊治療と併合して行うと妊娠の確率が上がっていることがわかってきたということです。受精卵の移植前後に鍼をすると効果的とも言われているそうです。
また、特にここロサンゼルスは不妊治療もオープンで、良質の医院も他の場所と比べると比較的多く、それに比例して鍼治療を併用するケースも多くなっています、とのこと。
先生も言ってられましたが、アメリカと日本では不妊治療に対する考え方も違います。日本では10年かけて不妊治療を続ける場合もありますよね。
アメリカの不妊治療はこれがだめであれば、次のステップ、また他の方法を試すというように、どんどん切り替えていくことを勧められます。
私が訪ねた不妊クリニックでも体外受精の治療と平行して鍼治療をしているところがいくつかありました。
内田先生は私もお話したことがありますがとっても優しい先生で、いつも患者さんの身になって考えてくださいます。