不妊で悩むカップルの気持ちは、実際経験した当人でなければわからない様々な葛藤があると思います。これは、この経験をもたない第三者には計り知れない苦しみでもあるでしょう。「赤ちゃんはまだなの?」と家族、親戚などからくるプレッシャー、それから、友達、近所、知人などからの意見で、本来の自分の気持ちが見失われていませんか?
多数派の意見に従うということは、ある意味では、楽な生き方かもしれません。しかしながら、自分なりの選択肢を考えたときに、何が自分達の生き方に意味をもたらすかがみえてくると思います。それは、養子縁組であったり、不妊治療であったり、または、子供を持たない選択でもあるのです。
「卵子提供」や「代理母出産」なども不妊治療の選択肢の一つです。日本国内では、前例があまり無いため、そこからくる不安や恐れは誰にもぬぐいかくせるものではないでしょう。メディアという波に乗って、一時の否定的な見方だけが多数派の意見として通っているのが現状かもしれません。ただこれは、正しい知識や、情報を得る事によって、克服できる問題でもあるのです。
一度頭を空っぽにして、自分の心の中の声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。今ここで、本来の自分の気持ちを大切にすることが、雑念を取り除き、それが心の平静に結びつき自分なりの回答を得ることができると思うのです。