卵子提供を受けたご夫婦の赤ちゃんが先週生まれた。
忘れもしない、私のオフィスを訪ねられた時のご主人のことば。
ご主人は再婚であり、もう大きなお子さんが前妻との間にある。
私は彼に「なぜまた子供が欲しいと思うのか」聞いた。
「それは、子供を産んで育てるというのはものすごい価値があると
思うので、その素晴らしさを彼女に味わって欲しい。
自分はもう子育てを終え、充分味わってきたけれど
彼女はまだなんです」
周りには一度子育てを終えた再婚した男性は、子を欲しがらないと
いったケースをたくさんみていたので、
すごくこのご主人の言葉が心に残った。
過去を思い出してみれば、卵子提供を受けたが受精卵は成長が悪かったため、
急遽3日目の移植となり、とても複雑な気持ちだった。
奥様と、出産直前にランチをご一緒したが、
「私、受精卵の成長がおもわしくないと聞いたときも、
そこまでは落ち込まなかったんです。
とにかくやれるだけやったんだから、もうこれでだめでも
あきらめがつくなって・・・」
おおらかな気持ちで臨んだのがよかったのでしょうか。
これからは、双子ちゃんの育児、大変ですけど
がんばってくださいね!