受精卵寄付とは、ある別のご夫婦の凍結してある受精卵を
寄付してもらうことです。
遺伝子的には寄付をしてくださるご夫婦の子供となります。
日本での体外受精が不成功に終わり、
アメリカにわたっての卵子提供もうまくいかなかったこのご夫婦。
養子も考えていたが、日本では年齢制限もあり難しいと
この受精卵寄付に大変興味をもたれました。
「血がつながっていないから自分たちの子ではない」という
考えは一切もっていません。
立派に育てます、としっかりおっしゃって下さいました。
寄付する側はやはりどんな方たちに育てられるのかというところが
気になる点であり、是非会いたいとの希望があり、先日
ランチを共にしました。
このご夫婦には、体外受精で1年半くらい前に男の子と女の子の双子ちゃんが
生まれていて、そのときの凍結受精卵の寄付をしてくださるとのこと。
そのお子さんも交えての会合。
「生まれる子が、男の子でも女の子でも顔が想像できますね」
とご夫婦。
それにしても男の子と女の子の双子ちゃんて本当にかわいいものですね。
やはりこのご夫婦がどれだけ、大変な思いをしてここまでこられたか
長い道のりを経て決心されたということに、心を打たれました。
簡単に思いつきでこのようなことをして欲しくないし、
今日お会いできて、寄付について決意しました、と
こちらのご夫婦も話してくださいました。
両者とも気に入ったということでまずは第一段階クリアです。