代理母には遅かれ早かれドクターからも連絡が
いくのだ。
私の結果については私の口から先に言っておこうっと。
気が重いけど前に進まなくっちゃ。
「私の卵子3つしか見えないって。薬もこれ以上増やせられない
し、これ以上がんばっても今回は無理みたい。」
「そうなんだー」
元気なさそう・・。
「次にまたすぐできるの?」
「2-3ヶ月は休んでって。来月にすぐできないのが
残念なんだけどね。
私の卵子がどんどん年をとるというのが
こわいよう。」
「数ができてくれれば確率も上がるわけだから
次回は卵巣が反応してくれるといいね。」
代理母も子宮内膜を厚くするために注射をしてくれていたので
その努力も無駄に終わった。
「ごめんね」
電話では言えなくて心の中で言った。
体の中の見えないところだけに、何がおきているのかという
不安はどうしてもぬぐいきれない。
プラスみんなに迷惑かけたな・・・っと言う情けなさと
なんでこんなに高い薬売っても効かない体なんだー
という腹立たしさが入り混じっている。
この時点では私はこんなに不妊に悩む人たちの
ブログがたくさんあり、みんなで情報交換しあい
励ましあっているということすら
知らなかった。
のちにこういうことを知ったとき、
私の苦しみは「私だけではない」という心強さに
変わっていただろうと思った。
(続く)