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代理出産体験記その6―私のいらいら

私にとっては、未知で大変な体外受精+代理出産
プロジェクトが目の前にあり、不安でいっぱい。

が、しかし、それよりも何よりも
大きな「家を売る」プロジェクトまで私に
任せる主人のことを、私はストレスに感じていた。

私はその頃、会社勤めをしていたわけではなく
自分で不動産のエージェントをしていたので
時間的には融通がきくのだった。

だからって~!もーう!
何でも私が出来ると思っている。

なんでもどうにかなるさ的考えで、
彼はいつでも私に「やっといて」と
軽々しく言うのだ。

「家を売るプロジェクトだけどさ、今すぐに売らないとだめ?
テナントもいるし、追い出してからきれいにしたりしてそこから
売りに出して・・・なかなか長期戦になるから」
彼に切り出した。
「まあ、今すぐに大きなお金がかかるわけじゃないんだろう」
「うん、ステップを踏むごととにかかるらしいよ」
「じゃあ、とりあえず今あるお金でどうにかなるよ」
「今すぐに売らなくてもいいのね?」
「なんとかなるよ」
「今すぐ、っていうのと、少々時間かかってもいいっていうのと
全然こちらのストレスが違うんだけど。」
「そう?」
「そうだよ、だって毎日毎日不動産やさんや、管理会社に
電話してフォローアップするだけで、私疲れちゃう
頼んでおしまいじゃないんだからね」
「あっそう?」
この返事、ずっこけるのである。
この重みのない返事。

自分の中で、色々な気持ちが入り乱れていた。
1.これからの代理出産への不安
(すべてうまくいくのか?)
2.時間的あせり
(早くしないと私の卵子がもっと年をとってしまう!)
3.家を売ることの未練
4.家が売れるまでのストレス

だからちょっといらいらしていた。

しばらく無言だった彼はこう言った。
「神様が俺たちに”これを売ってあなたたちの夢に賭けなさい”
といっているような気がする。
こういうものに使うのだったら、俺は何も惜しまないよ」

そうか。あの時は不妊で悩むなんて夢にも思わなかった。
清水の舞台から飛び降りる思いをして買ったものが
今、こういう形で私達の夢をかなえてくれるかもしれないのか。
これがなければ、私達の代理出産という選択肢も
消えていたのである。
人生とは何が起こるかわからないものである。

そんなわけで、緊急事態で家を売る必要がなく
「そのうち売れればいい」というちょっぴりのんびりモード
に入ったお陰で、私の気持ちはずいぶん楽になった。

―続く―