米国で18年以上、精子提供のコーディネートをしているミラクルベビー石原です。今日はアメリカで精子提供を受ける際の流れはどのようになるのかのお話しをしたいと思います。
お問い合わせ
ミラクルベビーHPのお問い合わせフォームからご連絡下さい。ご希望に応じてビデオ通話で、精子提供プログラムのご説明が可能です。精子提供プログラム参加のご意志が固まりましたら、弊社との契約を行います。精子提供を受ける方がご自身の卵子を使用するのか、またはエッグドナーの卵子を使用するのか、ご自身で妊娠出産を試みるのか、または代理母による出産を希望しているのか等、それぞれの状況によって費用も流れも違ってきます。ここでは、一番一般的なご自身の卵子を使用し、ご自身で妊娠出産を試みる方法の流れをご説明します。
問診

アメリカのドクターとビデオ通話で問診をします。多くの方は自己卵とドナー精子で体外受精をトライされますが患者様の希望の治療について相談します。英語をお話しされない方でも通訳致しますのでご安心下さい。問診後、ドクターが患者様のお住まいの場所で受けて頂きたい検査項目のリストをお渡しします。これらの検査は採卵サイクルに向けてお身体が準備できているかの確認や、精子ドナーとの適合のために必要です。
精子ドナー検索
アメリカ大手の精子バンク数社のHPを見ながら、どのように選んでいくかのご説明をします。精子ドナーは、容姿やプロフィールの情報のみで決められるものではありません。遺伝のリスクの観点から患者様と精子ドナーの適合も見る必要があります。そのため最終的なドナー決定は医療機関にも確認を取り進めてきます。精子が決まりましたら購入の手続きに入ります。
精子移送

精子購入ができましたら、精子バンクからクリニックに精子を移送する日をスケジュールします。精子は患者様の採卵の時までクリニックで凍結保管されます。
採卵サイクル開始
患者様の検査結果が良好でお身体の準備ができているようであれば、採卵渡米はいつ頃を希望されるかのご相談をします。生理開始時に採卵サイクルが開始となります。
採卵渡米

採卵のために渡米して頂きます。到着はロサンゼルス国際空港となります。到着翌日にクリニックに検診に行き検査結果が良好であれば、誘発剤開始となります。採卵までは数日に1回クリニックに行ってエコーと血液検査をして、ホルモン値は良好か、また誘発による卵胞の成長具合を確認していきます。卵胞が順調に育ち採卵に適する大きさになりましたらトリガーショットを打つ指示が出ます。トリガーショットを打ってから2日後に採卵ができます。

採卵
採卵は全身麻酔をかけて行います。寝ている間に済みますので採卵中の痛みは感じません。病院に滞在する時間は2時間半ほどで入院はしません。採卵後はお腹が張る感じや痛みも多少あるのが普通ですが、ゆっくりホテルで休んで下さい。2日後には回復度を見せる検診があり検査結果が良好であれば、その後帰国に向けて出発可能です。
受精・培養・着床前スクリーニング検査

採卵した卵子はドナーの精子と受精・培養され、5-7日目で胚盤胞になったものが、着床前スクリーニングの検査を受けられる候補の受精卵になります。中には受精ができないもの、また胚盤胞にならず退化してしまう受精卵もあります。着床前スクリーニングはオプションの検査ではありますが、体外受精をする方ほぼ全員が希望され行っています。着床前スクリーニングでは受精卵が染色体異常を起こしているかを調べることができ、性別も知ることができます。染色体異常を起こしていない正常卵があれば、移植に向けての準備をします。
移植サイクル準備
移植の準備としてお身体の適性を調べるために検査リストをお渡しします。血液検査や、子宮にポリープや筋腫などの着床や妊娠の妨げになるものがなく子宮内膜がきれいな状態かを確認する検査などです。結果が良好であれば、移植に使用する薬をアメリカから郵送します。薬が届きましたら生理開始時に移植サイクルを開始します。子宮内膜を移植に向けて厚くするため薬をとっていきます。
移植渡米
日本で薬を開始、数日後に渡米して頂きます。クリニックで検査をし子宮内膜が十分に厚くなり移植に適した状態になっていることを確認した上で、移植に向けて新たな薬が足され移植日が決定します。着床前スクリーニングをされた方は受精卵の性別がわかるので、希望される性別を移植することが可能です。

移植
移植は麻酔無しで行います。通常は痛みも伴いません。病院に滞在する時間は1時間半弱ですが、移植後は48時間ほどゆっくり過ごして頂き帰国可能です。移植10日後に日本で妊娠判定の検査を受けます。

妊娠10週目
妊娠判定で陽性が出れば、その後は1週間おきに検査が行われます。妊娠10週目まではこちらの体外受精医のケアのもと、薬も続けていきます。妊娠10週目頃にはこちらの体外受精医のケアは終了し今まで続けていた薬も終了となります。お住まいの地で産科に移りその後は妊娠期間から出産までを産科医に診て頂いて下さい。妊娠10週目をもってミラクルベビーのサービスも終了となります。

出産
赤ちゃんのご誕生をミラクルベビーまでお知らせ下さい。精子バンクにご誕生を報告します。将来何か精子ドナーに遺伝的な問題が発生した場合、精子バンクからお知らせを受けることができます。
第二子目のトライ
1回の採卵で受精卵を複数個凍結できた方は、第二子を作るために将来移植をトライすることが可能です。もちろん採卵を繰り返し受精卵を作ることも可能です。

いかがでしたでしょうか。精子提供を安全にスムーズに進めるためには、精子提供のプロセスを熟知している医療機関とコーディネートの強い連携が必須です。またご自身の採卵を希望される場合は、なるべく若いうちに行動を起こすことが大切です。
もう今年も残り数日となりました。来年こそはお子さんを授かるための第一歩を踏み出しませんか?
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米国で治療を受けるという選択肢
米国は体外受精の成績が世界No.1と言われています。
着床前スクリーニングも年齢制限なく初回の体外受精から受けることが可能で、効率よく治療が受けられることがメリットです。
ミラクルベビーでは米国での治療を安心して行えるよう、日本語でご説明、サポートします!
【HRC Fertility – ビバリーヒルズ施設】


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