*卵子提供経験者、ともこのブログコーナーです。*
今回は二度目の採卵。
最初と比べて、多少気持ちに余裕がある。
といっても「採卵手術」だからやっぱり緊張する。
一回目との大きな違いは麻酔。
前回は「全身麻酔」だったが、
今回は「局部麻酔」を選んだ。
それから、前回は病院での採卵だったが、
今回は通っているクリニックの一室で行われた。
慣れた場所は、安心感が違うかな。
局部麻酔というと、その採卵過程が
卵子提供者の私にもわかる。
ドクターの声やナースの動きも一目瞭然。
ドクターはモニターをみながら、ひとつ、ひとつ、
丁寧に卵子をとりだしているみたいだ。
ときどき、わたしの様子を伺いながら、
励ましの声をかけてくれる。
何分、時が過ぎただろう?
(はやく、終わってくれますように。)
と心のなかて祈った。
小さいときから病院や治療は苦手。
幼いとき、日本の小さな病院で吸入をして吐き、
病室の中を逃げ回った記憶がある。
そんな不安を吹っ飛ばすかのように、
あっというまに15分が経過。
先生の「終わりましたよ。」という声で我に返った。
無事終了。
痛みはほとんどない。
もしかして、自分は局部麻酔のほうが
むいているのかもしれない。
その後、リカバリー室に移され、
軽く横になった。
(つづく)