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(HealthDay News-6/16/2009 より)
スペインでの最新研究によると、抗酸化物質(Antioxidants) は、
精子の質をあげる重要な役割があるそうです。
研究によれば、質のよい精子の男性は、そうでない男性と比べて、
野菜や果物 (タンパク質や脂肪よりも、ビタミンや葉酸そして繊維質が多い)
を多く摂取していることがわかりました。
抗酸化物質は、野菜や果物に多く含まれており、
精子の質に影響する酸化的ストレスを下げる働きがあり、
また、精子の濃度や動きを向上させるといいます。
(Fertility and Sterility)
同じ研究チームが過去の調査で、
「たくさんの量の肉と脂肪分を多く含んだ乳製品を摂取した男性は、
野菜や果物を摂取し、低脂肪の乳製品を摂った男性と比べて、
精子の質が低下した。」ことなどもわかっています。
野菜や果物を多く摂る人たちは、
抗酸化物質を多く摂取しています。
そして、これが重要なポイントとなるそうです。
健康によい食事は病気を防ぐのみならず、
精子の質の向上にも影響を及ぼすでしょう。
ただ、食事から自然にビタミンを摂るのと、
サプリなどからとるのとでは、違いがあるのかなどは、
まだ明確ではないそうです。
ビタミン剤の効果をはかることが、
合衆国での今後の研究の課題となりそうです。
過去のブログに、緑黄色野菜や果物に多く含まれる葉酸を
妊娠前から摂るとよい話を書きましたが、
女性のみならず、男性にも
野菜や果物の良さを知ってもらいたいです。