代理出産体験記その11―若手ハンサム弁護士

2008年06月10日 | 石原理子の代理出産体験記 |  コメント (0)

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私は妹が「私が産む」と言い出したとき
私にできる最大限の心配りを
してあげようと心に誓った。




私は妊婦になったことがないので
どれだけ大変なものか想像できない。
助けが必要なときにすぐに飛んでいけない、
辛いときに体をさすってあげられない、
など、私にできないことを数えたほうが
早いくらいだ。




いくら家族であれ、色々な代理出産に関しての
約束事を彼女が安心するように、書面で
契約を交わすことを私は望んだ。
ここアメリカ・カリフォルニアでは
それが法的文書となる。




私達は彼女にいくら払うべきなのだろうか?
そうだ、弁護士に聞こう。
世間一般での代理母への謝礼額は
いくらなのか?




ざーっと、契約書を読んでみる。
よく言っていることがわからない部分もあり。
弁護士とは会って説明をうけたいので、電話でアポを作る。





「ハーイ!」とさっそうとでてきたのは若い弁護士だった。
なんか意外だった。
もっと堅そうな感じの人を予想していた。
彼がこの契約書について説明をしてくれる。




「子供が身体的、精神的に正常でない形で
生まれてくるというリスクはあります。
それはあなたたちご夫婦が責任を持ち、親権を取る
ということを理解していますか」



ドキッ。
そういう場合もあるよね。
誰もこんなことは望まないが、実際に
依頼人が子どもの受け取りを拒否したケースも
あったとか。





もちろん私達の子として育てる。
でももしこんなことにでもなったら
私達以上に妹がどのような気持ちになるだろうと
思うと辛いものがあるなあ。




「あなたたちご夫婦は妹さんに対して生命保険金
20万ドルをかけなくてはならないですが、もう入って
いらっしゃいますか?」




へえ、そんなのがあるんだ。
当然だよね、でも知りませんでした~。
彼女に万が一何かがあった場合
彼女の主人と子供に支払がされるのだ。




万が一、彼女がこれが原因で
死亡することにでもなったら
私は妹たちの子供のお母さん代わりになる
覚悟もしているつもりだ。




保険のエージェントを紹介してもらい
すぐ連絡するようにとのこと。




あとは、私達夫婦が代理出産のプロセスの途中で
死んでしまったらどうするか?とか
必要な経費の支払もどしや妊婦服を買うための
手当てとか、妹の主人の給与損失分とか・・・
移植に失敗した場合、流産した場合、サイクルをドロップした場合
帝王切開の場合・・・そのケースごとにいくらの
支払が代理母にされるかということが記載されている。





さて問題の謝礼金。
世間相場は19000-23000ドルという。
経験者はさらに上がるらしい。




自分達のなかでは、相場でいこうと決めていたので
この線が妥当なのであればそれでいこうかと
いうことになった。




それをどうやって払っていくか・・・だが
なんと分割の10回払いである。
移植後6週間(妊娠確認されたら)をはじめとして
その次はまた6週間後。
それからは4週間ごと。
出産6週間後の支払いが最後となる。




双子以上の子が授かった場合も追加で3000ドルの
支払。三つ子であればさらに3000ドルの支払。
(色々な時間的なことがさらに追記されている)




代理母には謝礼金以外のものにも
お金がかかるので、その分も考慮しておかないといけない
のですねえ・・・・。

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