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代理出産体験記その7―初診

私の代理母(妹)が私のドクターに会う日がやってきた。
「一度会いたいので来て下さい」
と言われたので、仕事のスケジュールを調整して来てくれた。

二人の子供に「なんで、りこの所行くの?」と質問されたので
「お仕事があっちであるから、その帰りに寄るのよ」と
言ってあるそうだ。
これから毎回この手を使うことになるのだろうか。

ドクターが医療的な代理出産のステップをを説明してくれた。
基本的には私達夫婦二人の卵子精子を体外受精させ、
その受精卵を妹の子宮へ移植するというもの。
過去にやった代理出産のケースを色々と話してくれた。

私の卵子を大きく成長させている間に、彼女の子宮内膜を
厚くするよう彼女も薬を投与する。

私の卵子だけが大きく成熟しすぎてもいけないし、彼女の子宮内膜が
厚くなる前に受精卵を移植することもできないのだ。

だから、絶妙のタイミングこそが重要である。

いい受精卵ができることが前提となる。
それができなければ妹の子宮がいくら準備万端といっても
無駄な努力となるわけだ。
私の卵子の年齢を考えると1分、1秒も無駄にはできない。

彼女の住んでいるところからはここは遠いので、通うのは無理であり
ドクターが妹の担当ドクターとコーデイネートしてやっていくという。
どこも不妊専門のドクターを知らないので、どこにいったらいいのか
わからないというと、前に一緒にケースをやったというドクターのクリニックを
紹介してくれた。

妹に対して問診があり子供のこと、主人のこと、病歴、健康状態色々なことを
聞かれた。
代理母の年齢というのは39歳でも遅くないという。
子宮は卵子に比べると老化が遅いらしい。

今になってから日本でも娘に代わって、お母さんが代理出産したとかよく
ニュースで聞くが、アメリカではよくあったようで、私達がドクターに
その話を聞いたときにはやっぱり衝撃的だった。

でも、50、60代のお母さんがお腹が大きくなって妊婦になるなんて
リスクもそうだけれど、世間の目とかそういったことを気にするだろうな
と思ったものだ。
でも”母は強し”。
わが娘のために覚悟はできている。
素晴らしい愛である。

もちろん妹の代理母としての心構えなどは大事なのだが
やはりリスクとしては、双子三つ子などの多胎になることだ。
いくつの受精卵を子宮に移植するかは、今決める必要はないが
よく考えるように言われた。

この辺は私達夫婦と、妹夫婦とで良く話合わないといけない点である。

今日はとりあえずウルトラサウンドで妹の子宮、卵巣の状態を診てくれた。
良好とのこと。

後日、妹は血液検査を自宅近くのラボに行きそこで受けるよう
指示がでた。
彼女の主人も一緒に受ける。
私達の生理の時期をコントロールするためのバースコントロールピル
も処方してもらった。

体外受精なんて人事と思っていた。
いざ、やろうと思うと大変なんだなと思った。
本人の子宮に戻す体外受精であれば
もっとシンプルなんだろうが。

「いよいよこれからだね」
「なんか体外受精さえ初めてだから、精子と受精できるのかとか
ノーマルは受精卵が本当にできるのかとか、心配だなあ・・・
それがうまくいかなかったら、こんな代理出産って話もおじゃんになるんだね」
「そうだよ。それに受精卵も卵子の質がわるければ、着床できなかったり
するらしいよ。」

「そんなに頻繁にここに来なくていいみたいで良かったね」
「ドクターは移植のちょっと前でいいって言っていたよね」
「でも移植のあとはちょっと寝てないといけないし、すぐ飛行機にのって
帰れるのかなあ」
「1週間くらい休みとらないといけないかもね」
「休みはばっちりあるから大丈夫!」
「ねえ、会社には言うの?」
「言うよ、ボスには。きっと注射とかは病院で打ってもらうと思うし
頻繁に抜けなくてはいけなくなるから」
理解してくれるボスであることを願う。

いよいよ私も不妊からの脱出!かあ。
初診が終わっただけなのに、すごい1歩を踏んだような気に
なっていた。

―続く―