採卵のその日、朝7時にクリニックに行かなければ
ならなかったので、ドナーの彼女のところに
夜もまだ明けぬ、5時40分にお迎えにいきました。
あいにくの雨で、おまけに渋滞して・・・
こんな早いわりには到着するのに時間が
かかってしまいましたが、20分前には
ついてよかったと思いきや・・・
クリニックは私たちに7時にくるように
といっておきながら、ドアはまだ開いていない・・・。
「アメリカのクリニックにありがちですよねー」
なんてドナーの方と話しながら
車で待っていました。
7時すぎになってようやく入れてもらえ
書類にサインをしたあと、採卵準備へ。
いままでのお薬のあまりを全部ナースに返し、
彼女は麻酔の準備へ。
ドクターが待合室で待っている私のところへ
来ました。
「彼女は準備が整って、もうすぐ採卵するよ。
ぼくは彼女の卵胞をどんなに小さいのでも
全て取り出すからね。
そのほうが彼女の回復のためにも
あまり、おなかも腫れなくてすむからね。
あとで数だけ聞いてびっくりしないでね
小さいものも含んでの数だから。」
「ドクターよろしくお願いします!」
私はあと少しで到着する依頼者のご主人を
待合室で待つことにしました。