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卵子老化の衝撃

日本でも今年に入って新聞雑誌テレビなどで、「不妊」に関しての特集を
ばんばんするようになりましたね。
先日の東洋経済誌でも大きく取り合げられていて、
男性側にも理解してもらう機会になってよいことですよね。

アメリカにいてもNHKの番組などみれるので、
「産みたいのに 産めない~卵子老化の衝撃~」の番組案内をみたとき
とうとうきたか、やっときたか、と思いました。

まあ、すごい反響があったようで。
「卵子老化」のタイトルに関しては不妊治療を続けている人々から
きつすぎるとのコメントも多かったですね。

でもずばり言わないと、オブラートに包んでしまっては
伝わらないのです。
実は、お医者さんもあまりはっきり言わない言葉なので
長い間伝わらずにあいまいなまま、今まできてしまったのです。

不妊治療クリニック数 世界一
体外受精数 世界一
でも、成功率横ばい・・・からいえることは何なのでしょう。
膨大に膨れ上がる不妊治療の数。
治療数に比例して治療を受ける人たちの高年齢化。
年齢による卵子の老化という事実を
多くの人が知らないで治療を続けているのが現状なのです。

まわりにたくさんいる、こんな人ー。
女性が社会進出をして、キャリアを追いかけていくうちに
いつのまにか、妊娠しにくい齢になってしまった。
学歴をつんで、男性と対等に仕事をするには、
それなりの努力もいるし、時間もかかり
一生懸命頑張る女性ほど、妊娠するタイミングを逃してしまう。

テレビ番組のなかでフランスの不妊治療体制も紹介していたが、
フランスでは、「すべてのことには、適した時期がある。」
ということわざがあるらしい。
なるほど、と思った。

わたし自身、アメリカであるセミナーにいったとき、
妊娠確率のグラフを見て、はっとさせられた。
それは、35歳をピークに、グラフの線が
がたんと低下しているのだ。

そのセミナーでは、女性の卵子の凍結について説明が行われた。
女性が若いうちに卵子を凍結して、
専門機関で保管してもらうという方法。
「相手はいつだって探せるのよ」と、
そのセミナーでカウンセラーもいっていたっけ。

女性も20代になったら、こういった知識や情報をセミナーなどで
得られるようにしておく体制つくりが必要ですね。