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【アメリカ代理出産の現場より】エピソード集

米国で18年以上、代理出産のコーディネートをしているミラクルベビー石原です。

今日はアメリカの代理出産の現場でのエピソードをいくつかお話ししようと思います。

代理母さんの初乳は赤ちゃんに与えるの?

病院のナースがクライアントさんに「代理母さんは出産の後、初乳(Colostrum)が出ると思いますが、赤ちゃんにあげて欲しいですか?」と聞いてきました。初乳には栄養が沢山含まれていて、免疫力にも優れていると言われていますね。

代理母「私はどちらでもよいですよ。あなた方が良いのであればもちろん喜んで」

クライアント「ぜひ、お願いします!」

代理母「もし見たかったらここにいていいわよ」

とまで言って下さって、クライアントさん(父親)は席をはずし母親のみ(私までも。。。)その場にいさせてもらいました。さすが代理母さんはご自身のお子さんが3人いらっしゃるのでお乳を吸わせるのも慣れたものです。

昔は「代理母が赤ちゃんに直接お乳を与えることで気持ちが離れられなくなるので危険」と言い伝えられていましたが、代理母さんはメンタルケアのカウンセリングを受けていて、代理母としてのプロフェッショナルな気持ちで臨んでいること、そして何より、代理母さんとクライアントさんのお互いの信頼関係がここ数日で更に強くなっている事から、クライアントさんも安心して代理母さんにお願いしていると感じます。

自己紹介の違い

代理母さんのプロフィールを見てこの方にお願いしたいなと思う方がいたら、相手の代理母さんも依頼者さんのプロフィールを見ます。そしてその後、ビデオ通話でお互いの顔を見てお話しします。

最初に「簡単に自己紹介」をする事になるのですが、日本人の自己紹介は大抵の場合、名前だけでよろしくお願いします、で終わる。かたや代理母さんの自己紹介、ほーんとに長くて依頼者さんの10倍はしゃべっています。自分のこと知ってもらおうという意欲がわかるし沢山お話ししてくれるのはうれしいですよね。

自己紹介ひとつで色々違いを感じますが、これはお国柄なのでしょうか。アメリカは自分のアピール、主張、スピーチの仕方など小さいうちから学校で練習させられるし慣れている人も多いせいか、アメリカと日本の違いを感じる一場面です。

赤ちゃんと最後のお別れのとき

クライアントさんが代理母さんとのマッチングのため、最初のZoom面談がありました。

その時に代理母さんより「一つ希望があって・・・。出産後、退院の前に、私と私の家族とで赤ちゃんとお別れする時間を少し頂きたいのですが、大丈夫でしょうか」と質問されました。

「長い妊娠期間、私だけでなく家族も一緒に赤ちゃんと過ごす事になり、前に代理母になったときもそうでしたが、子供たちや私の母もお腹の赤ちゃんにいつも話しかけてくれたりしていました。なので、その最後のお別れの時間は私達家族にとっても、とても大切なのです。」と。

自分の子ではない赤ちゃん。でも皆で愛情を注いでくれて赤ちゃんとの生活をとても大切にしてくれる。プロフィールに載っていた彼女の家族の写真を見返してなんて温かい家族なんだろうと実感しました。

クライアントさんも「もちろんです!そんな風に思って下さるのは私達もとても嬉しいです!」と答えていらっしゃいました。

代理母さんに双子妊娠をお願いしたい

代理母さんは元々①移植する受精卵は1つを希望②移植数は2つまでokと自身のプロフィールに書いてある方が多いです。なので双子を希望するならば、マッチングの段階で②の代理母さんを選ぶ事になります。クライアントさんの中には双子を望む方も多いのですが、「まずは双子妊娠のリスク(代理母さんの体も子供も)を充分に知った上で考慮して頂きたい」とお願いして、未熟児で入院が長引く可能性や、コストなど予想がしずらいこともある点をお話しすると、皆さん「やっぱり移植は一つにします」と考えなおす方がほとんどです。

ちなみに、今まで弊社のクライアントさんで二つの受精卵を移植された方は一人もいないです。決して双子妊娠を反対している訳ではありませんが、よく考えての決断をお願いしています。

もちろん、一つの移植で双子になるケースもあり、その場合は代理母さんが受け入れるというケースがほとんどですが、マッチングの際にその点は確認をしています。

米国で治療を受けるという選択肢

米国は体外受精の成績が世界No.1と言われています。
着床前スクリーニングも初回の体外受精から受けることが可能で、効率よい治療が受けられることがメリットです。

ミラクルベビーでは米国での治療を安心して行えるよう、日本語でご説明、サポートします!

精子提供や代理出産の医療を提供をする医療機関 HRC Fertilityクリニックのドクター達

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