*卵子提供経験者、ともこのブログコーナーです。*
卵子提供エージェントのSさんから電話。
数ヶ月ぶりの声。
「久しぶりね。お元気。息子さんも元気?」
「はい、おかげさまで。」
前回の採卵は妊娠にいたらなかったので、
卵子提供者の私としては、もうSさんからの
連絡はないものと確信していた。
「実は、テキサス州に住んでいる夫婦が
あなたをドナーとしてお願いしたいといっているんだけれど、
どうかしら?」とSさんは切り出した。
「はっ、はい。」と、とっさに答える私。
「奥さんは日本人で、ご主人は中国人。二人とも、
コンピューター関係の仕事をしているのよ。」
あらたな、出会い…
前回のことを考えると、ちょっとプレッシャーを感じる。
動揺もしている。また、妊娠しなかったらどうしよう。
不妊治療は、とてもデリケート。
いくら、卵子の状態が良くて、数がとれても、
それが、確実に妊娠にこぎつくとは限らないといっていた。
ここで、わたしができるとしたら、運を祈るしかない。
突然のエージェントSさんからの依頼。
せっかくお声をかけてくださったことに対して
もう一度、卵子提供をする決意をした。
(つづく)