*卵子提供経験者、ともこのブログコーナーです。*
採卵の翌日エージェントのSさんから
連絡がはいった。
私の卵子と、依頼者のご主人の精子からできた
受精卵の数は六個だという。
私には、この数が多いのか少ないのか
よくわからなかったのだが、
エージェントのSさんの声の印象では、
肯定的に受け止めてよさそうだ。
受精卵といっても、実物を
この目でみたことがないので
なんだかぴんとこない。
学生の頃、生物の授業のときに、
卵子と精子が結合し、
それが受精卵になっていく様子が
図解式に描かれていた
教科書のページを思い出す。
もっと記憶をたどると、
幼いときテレビのアニメでみた
手塚修虫の「ふしぎなメルモ」か…
(ちょっと古い?)
この受精卵を依頼者の
奥様の子宮に移植する。
その結果は後日わかるそうだ。
なんかどきどきだな・・・。
自分の提供したものが
使い物にならなかったりしたら
どうしよう。
大きなお金をいただいた。
だからこそ・・・役に立ってほしい。
絶対に。
今になってその重みがずっしりと
私にのしかかってきた。
色々と聞いていいのかわからない。
でもあのとき会ったご夫婦のもとへ、
私の卵子がよい状態で届き
妊娠にいたったらいいなー。
(続く)