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アメリカ精子提供・精子バンク・代理出産・卵子提供

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ともこの卵子提供物語その11-覚悟

*卵子提供経験者 ともこのブログコーナーです

卵子提供を決意した後、
卵子提供者エージェンシーとの
契約書に署名した。英語でService Agreementという。

この契約書に署名をすると、
特別な事情がないかぎり、かってな理由で
キャンセルできない。

「責任をもって任務をはたす」といったら
言葉が重くなるが、基本的に、
ドクターの予約を守って、
決められたホルモン剤を決められた量
きちんととって、最後の採卵に無事こぎつけようと
いうことなのだ。

その過程には、この卵子提供にかかわるあらゆる人達との
関係、それからお金がからんでくる。

卵子提供依頼者夫婦が払う医療費、弁護士費、
心理鑑定費、謝礼金、サービス料、交通費、ホテル料など
あわせると多額の費用になる。そういったものを考慮すると、卵子提供者は
簡単に「や~めた」とは言えない。

卵子提供エージェントは、それらの過程の一部始終にかかわり、
ものごとが段取りよく進むようにコーディネートしなければならない。
だから、「契約書」が必要になってくる。

わたしは、「OK」といって、エージェントのSさんの前でサインをした。
心なしか、ペンを持つ手が硬くなった。
(続く)